ビートルズ(The Beatles)

略歴

時代を超えて今も多くのファンに愛され続けているグループであり、彼らの作った曲は当時の音楽界に強い影響を与えたといわれている。

1962(昭和37)年にレコードデビューし、1970(昭和45)年に解散。以後はメンバーそれぞれがソロで活動。

アルバム

イエロー・サブマリン(Yellow Submarine)

  1. イエロー・サブマリン(Yellow Submarine)
  2. オンリー・ア・ノーザン・ソング(Only a Northern Song)
  3. オール・トゥゲザー・ナウ(All Together Now)
  4. ヘイ・ブルドッグ(Hey Bulldog)
  5. イッツ・オール・トゥ・マッチ(It's All Too Much)
  6. 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)(All You Need Is Love)
  1. ペパーランド(Pepperland)
  2. シー・オブ・タイム&シー・オブ・ホールズ(Sea of Times & Sea of Holes)
  3. シー・オブ・モンスターズ(Sea of Monsters)
  4. マーチ・オブ・ザ・ミーニーズ(March of the Meanies)
  5. ペパーランド・レイド・ウエイスト(Pepperland Laid West)
  6. イエロー・サブマリン・イン・ペパーランド(Yellow Submarine in Pepperland)

私が初めて買ったビートルズのレコードです、値段は200円でした。もちろん帯・内袋と外袋もなし、解説書もありませんでした。かつ、傷物。それでも安く感じます、まあそんなところです。

このレコードは同名アニメ映画のサントラ盤となっています、ので純粋なビートルズのレコードとは言い難いかもしれません。が、それでもビートルズのレコードとして有名ですし、なにより私が初めて購入したビートルズの曲が収録されたレコードなのでここに紹介しようと思った次第です。

A面はビートルズの歌で構成されています。しかしイエロー・サブマリン(Yellow Submarine)と愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)(All You Need Is Love)はいわゆる再録で、このレコードでの新曲は他4曲となります。

1と2は聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。オール・トゥゲザー・ナウ(All Together Now)はカントリーソング的なリズム感が心地良い曲。さきほどとは打って変わってヘイ・ブルドッグ(Hey Bulldog)では少し荒々しい感じのビートルズが楽しめます。続くイッツ・オール・トゥ・マッチ(It's All Too Much)はどこか荒々しさは残したままですが、あのハーモニーが優しげな感じを出してもいます。

B面はジョージ・マーティン・オーケストラによる同名映画で使われた音楽が収録されています。1以外の曲は全てメドレーで、最後まで途切れることなく続きます。ディズニーの名作映画の曲のような、そんな感じのの曲が多いです。

アビイ・ロード(Abbey Road)

  1. カム・トゥゲザー(Come Together)
  2. サムシング(Something)
  3. マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー(Maxwell's Silver Hammer)
  4. オー!ダーリン(Oh! Darling)
  5. オクトパス・ガーデン(Octopu's Garden)
  6. アイ・ウォント・ユー{I Want You(She's Love So Heaby)}
  1. ヒア・カムス・ザ・サン(Hear Comes The Sun)
  2. ビコーズ(Because)
  3. ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー(You Never Give Me Your Money)
  4. サン・キング(Sun King)
  5. ミーン・ミスター・マスタード(Mean Mr. Mastard)
  6. ポリシーン・パン(Polythene Pam)
  7. シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー(She Came In Through The Bathroom Window)
  8. ゴールデン・スランバー(Golden Slambers)
  9. キャリー・ザット・ウェイ(Carry That Weight)
  10. ジ・エンド(The End)
  11. ハー・マジェスティ

たしか帯なしで1280円で購入したはず、解説書付属で状態は良好。ビートルズのレコードにしては安く買えたと思っています。だって高いよ、軽く3000円超えるのばっかりだもの。

A面は最初から荒々しいサウンドを聴かせてくれる、合間合間にブルース的なものも挾んでいるが全体的に荒々しさがある、最初期のビートルズに似ているといえば似ていなくもない。

B面は荒々しさがまだ残っているもののA面とは調子が変わりバラードのメドレーが続く、ついつい何度も繰り返し聴いてしまうそんな良さがある。

デビュー!ビートルズ・ライヴ'62(The Beatles Live! At The Star-Club In Hamburg, Germany; 1962)

  1. イントロダクション(INTRODUCTION)
  2. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア(I SAW HER STANDING THERE)
  3. ベートーベンをぶっ飛ばせ(ROLL OVER BEETHOVEN)
  4. ヒッピー・ヒッピー・シェイク(HIPPY HIPPY SHAKE)
  5. スイート・リトル・シックスティーン(SWEET LITTLE SIXTEEN)
  6. レンド・ミー・ユア・コム(LEND ME YOUR COMB)
  7. ユア・フィーツ・トゥ・ビッグ(YOUR FEETS TO BIG)
  1. ツイスト&シャウト(TWIST AND SHOUT)
  2. ミスター・ムーン・ライト(MR.MOONLIGHT)
  3. 蜜の味(A TASTE OF HONEY)
  4. ベサメ・ムーチョ(BESAME MUCHO)
  5. レミニシング(REMINISCING)
  6. カンザス・シティー(KANSAS CITY)
  1. エイント・ナッシング・シェイキン(AIN'T NOTHING SHAKIN')
  2. 会ったとたんに一目ぼれ(TO KNOW HER IS TO LOVE HER)
  3. リトル・クイニー(LITTLE QUEENIE)
  4. フォーリング・イン・ラブ・アゲイン(FALLING IN LOVE AGAIN)
  5. アスク・ミー・ホワイ(ASK ME WHY)
  6. ビー・バップ・ア・ルーラ(BE-BOP-A-LULA)
  7. ハレルヤ・アイ・ラブ・ハー・ソー(HALLELUJAH I LOVE HER SO)
  1. 夕日に赤い帆(RED SAILS IN THE SUNSET)
  2. エブリボディーズ・トライング・トゥ・ビー・マイ・ベイビー(EVERYBODY'S TRYING TO BE MY BABY)
  3. マッチボックス(MATCHBOX)
  4. トーキン・バウト・ユー(TALKIN 'BOUT YOU)
  5. シミー・シェイク(SHIMMY SHAKE)
  6. のっぽのサリー(LONG TALL SALLY)
  7. リメンバー・ユー(REMEMBER YOU)

このレコードの音源はいわゆるハンブルグ・テープと呼ばれているもので、付属の解説書によると1962(昭和37)年の11月28日から12月31日までの通算5度目のハンブルグ公演の際に、スター・クラブという場所で家庭用テープ・レコーダーとマイク一本によって録音されたものとある。そのために音質は良くなくモノラルである、が聴いてみた限りレコードにしたさいに擬似ステレオ化したようだ。

テープは録音者が1963(昭和38)年に、当時のビートルズのマネージャーブライアン・エプスタンに売り込んだが「価値がない」と言われ20ポンドを渡されて引き下がったそうである。

そして1973(昭和48)年に再発見され二千万ドル(約52億円)でアップル・レコードが買い取ったと言われている。

その後は解説書から引用すると

だが74年春にアップルから発売が予定されていたハンブルグ・テープは結局、その年の終わりになっても発売される気配はなかった。すでにジョージとリンゴは視聴してOKを出しており、あとはジョンとポールの回答を待つばかりになっていたのに、テープは再びベールをかぶせられてしまったのである。

というわけで、公式から発売される予定であったらしいがなんらかの理由でお流れになり、公式(アップル・レコード)での発売はなくなってしまったらしい。

解説書を読むと1976(昭和51)年にテープが発売されることが発表され、このレコードがあるという流れになるようです。ちなみに訴訟沙汰になったとここで言われている。

さて曲の解説ですが、ビートルズのオリジナルはアイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア(I SAW HER STANDING THERE)のみでそれ以外は当時のアメリカのヒット・ナンバーが歌われています、ベートーベンをぶっ飛ばせ(ROLL OVER BEETHOVEN)等はその最たるものでしょう。

音質は悪く本当にビートルズが歌っているのだろうかと疑いたくなった、まあビートルズであるはずなのだろう。私はビートルズを聴き始めて間もないし正確に判断する事は出来ないが、この荒々しい演奏と雰囲気はアビイ・ロード(Abbey Road)のA面に通じるものがあると思う。付け加えればこちらの演奏の方が若々しさのようなものが感じられる。

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