歴史的仮名遣いあるいは正字正かなIMEについて

なぜそのようなものが必要になったか?

海底軍艦の電子テキスト化作業に必要だった。が、自分で一つ一つ単語を辞書に登録していくとなると相当時間が掛かるであろうから。

色々探してみた

まづ、契沖というソフトを見つけた、が、これは正字正かな辭書「契冲」についてによれば、松茸に辞書データを加えたものであって、契沖とはその辞書データのことであり、IMEではないということです、ややこしい。

一応、歴史的假名遣對應IMEと銘打たれているこずゑもみつけたが、こちらは既に五年以上更新される事も無く放置されたままである為、常用するには不安を覚える。

正字正かなIMEは存在しない?

途中まで調べつつ書いていて気がついたのだけれど、正字正かな専用のIMEはこずゑや契沖の他は存在しないのではないかということを思った。それに、パソコン上でどのOSを使っている人にせよ、それ専用の辞書は自前で用意して各々の常用するIMEを使っているように思われる。そこで私は何も専用のIMEに拘ることは無いのではないかと考えた、よって、趣旨換え。以降は辞書データを探してみた。

辞書データ

正字正かなIMEプロジェクトに辞書が置いてあるのを見つけたけれど、WX-3用となっていた。

WX-3とは何かというと、 エー・アイ・ソフトで販売されていた日本語IMEで、一部の人にはなかなか評判が良かったようですが現在は販売されていないようです。

ソフトが入手できないと使えないじゃないか、と思ったのだけれどどうやら違うようで。北極の房 - 北極三號 FAQをみるとどうやらMS-IMEでも使えるらしい。

試してみた

先に書いておくと、私が使っているMS-IMEは2003。以下はそれに辞書データを読み込ませてみた結果です。

まづ、正字正かなIMEプロジェクトの辞書を試したがエラーがでて読み込めなかったので、北極の房 - 北極三號WXG 正式對應版『北極三號』を読み込ませてみた、すると、うまく読み込んでくれた。ただしそのままユーザー辞書に単語が登録されてしまうので注意、別にユーザー辞書を作っておいて、それに登録させるのがいいと思います。

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